FXのスワップ運用におすすめの新興国通貨の特徴とは?

スワップ運用で毎月数十万の利益を出して生活するのは憧れますようね。

スワップ運用を行う上で、金利の高い新興国通貨(トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランド)は必須となります。

スワップ運用は魅了的ですが、その分リスクもありますので、運用したい通貨の特徴は知っておく必要があります。

そこで、今回のお金の教科書では、スワップ運用におすすめの新興国通貨の特徴を紹介していきます。




スワップポイントとは

スワップポイントとは、『FXで2種類の通貨を交換した時に生じる金利差』のことです。

スワップポイントのイメージ

スワップポイントの例

例えば、わかりやすく日本の金利が1%だったとして、アメリカの金利が5%だと仮定します。

この時、日本の円を保有していた場合、1%の金利が付きますが、米ドルを保有していた場合には5%の金利が付きます。

FXで取引を行い、日本円を使用して米ドルを買った場合、この時点で保有しているのは米ドルの為、米ドルの金利を受けられることになります。

しかし受け取れるのは、保有している米ドルの金利5%ではなく、『5%(米ドルの金利)−1%(日本の金利)=4%(金利の差)』となりますので、4%の金利差分だけです。

スワップポイントで受け取れるのは金利差だけ

この金利のことをスワップポイントと言います。

FXのスワップポイントは外貨預金につく金利とは仕組みが違うので、注意点があります。

スワップポイントの注意点

スワップポイントの注意点としては以下のようなものがあります。

  • スワップポイントは支払う場合もある
  • ロールオーバーしないと受け取れない

スワップポイントは支払う場合もある

第一に、スワップポイントは受け取る場合もあれば、支払う場合もあるということです。

上記のように金利の低い通貨を売って高い通貨を買った場合スワップポイントを受け取ることができますが、逆に金利の高い通貨を売って低い通貨を買った場合はスワップポイントを支払わなくてはいけません。

金利の高い通貨を売って低い通貨を買った場合はスワップポイントを支払わなくてはいけない!

各国の金融政策に注意していくことが必要です。

ロールオーバーしないと受け取れない

第二に、スワップポイントは『ロールオーバー』しないと受け取ることができないということです。

ロールオーバーとは保有したポジションを翌日以降に持ち越すことを言います。

スワップポイントは、土日祝日関係なく発生します。

そしてスワップポイントが付与されるのは取引成立日の2営業日後のため、各国の祝日によっても変わりますが、水曜日から木曜日にかけてロールオーバーした場合には、金・土・日の3日分のスワップポイントが原則発生します。

新興国の魅力とデメリットとは?

新興国通貨とは、成長段階の初期、中期にあり今後の高い経済成長が期待できる国で流通する通貨のことでその魅力はズバリ、高金利です。

新興国通貨とは

最近の不景気で先進国通貨で高金利を得ることは難しくなってきましたが、南アフリカランド5.25%、メキシコペソ6.50%、トルコリラ9.75%(2020年3月時点)となっており、同時期の先進国で比較的高金利な米ドルの1.75%と比べてもいかに新興国通貨の金利設定が高いのかがわかると思います。

2020年の米ドルと新興国通貨の金利比較

一方で高金利な通貨はハイリスク通貨でもあります。

そのデメリットはトレードの材料となる情報が手に入りづらいということ、政情不安が高まりやすい、先進国と比べて経済基盤が脆弱で相場の激動が起こりやすいなどが上げられます。

新興国通貨のデメリット

例えばトルコリラは、2018年にトルコショックと言われる為替相場の激変が起こりました。

年の初めは8%だった政策金利が、政治不信や経済の減速を受けて夏には24%まで引き上げられ、1リラが15円まで値下がりしました。

その後は上記の通り24%だった政策金利は9.75%まで下がってきています。

トルコリラの特徴

トルコリラは、トルコ共和国で使用されている通貨です。

トルコは経済成長の著しい新興国であり、NEXT 11というブラジル、ロシア、インド、中国に続き経済成長が期待できるとされている新興国のグループにも入っています。

トルコリラとトルコの説明

トルコリラは世界経済悪化の影響を受けやすいとも言えます。

新興国のトルコは外国からの資金が集まることによって、経済が活気付いている傾向がありますが、何らかの理由でその資金が引き上げられてしまうとトルコリラが暴落する原因になります。

実際にアメリカが利上げを見送る姿勢を示し、その結果トルコリラが急落するということもありました。

そして地政学的リスクも高いと言われています。

中東と近接していることや、イスラム教の国ということもあり、有事の際には相場の大きな変動が予想されるので最新の情報を得ることが重要です。

メキシコペソの特徴

メキシコペソが使用されているメキシコは中南米の中で、ブラジルに次ぐ経済規模を持つ新興国です。

メキシコは銀などの鉱物資源が豊富で、石油や天然ガスも産出される資源国であるため、銀や原油など多くのエネルギー価格が為替に影響しています。

そしてメキシコはアメリカと国境を接しており、輸出相手も約8割がアメリカです。

そのためアメリカの景気動向や両国の関係も重要なので、アメリカの姿勢に注目が必要です。

南アフリカランドの特徴

南アフリカ共和国は金やダイヤモンド、プラチナなどの鉱物資源に恵まれており、世界最大の資源大国です。

そのため南アフリカランドは資源国通貨に位置付けられており、資源価格の動向に注意が必要です。

さらに南アフリカランドは基本的に中央銀行が為替介入をしないなどの理由から取引量が少なく、レートが動きやすくなっており、安定性に欠けるとされています。

他の特徴としては国内の問題が山積みで、不安が高まると通貨安になりやすいことや周辺国の影響を受けやすくつられて値下がりしやすいと言われています。

上記のトルコショックの際には南アフリカランドも大幅に値下がりしました。

しかし、南アフリカを含むサブサハラ・アフリカ地域の人口は30年後には世界の1/4に達すると言われ、大きな発展を見込まれており、その通貨である南アフリカランドも将来が期待されています。

まとめ

コロナショックの影響で新興国の通貨は大幅に値下りしており、メキシコペソ、南アフリカランドは、ここ数年間で最も安くなっております。

通貨が安い=安い金額で買うことができます。新興国の通過で利益を出すためにも、この機会に特徴を覚えてみてください。