FX初心者必見!ユーロ通貨の特徴と注目イベントとは?

FXは、日本円とユーロなどの、異なった2つの通貨を転換する取引することで、利益を出すため外貨の特徴を理解していく必要があります。

ユーロは第2の基軸通貨と言われておりましたが、近年では、社会全体への不安感がユーロへの信頼を損ねているようです。

そこで、今回のお金の教科書では、第2の基軸通貨となっているユーロの特徴とユーロの注目イベントを紹介します。




第2基軸通貨の特徴

ユーロとは、1999年1月から取引が開始された通貨で、ユーロ硬貨と紙幣は2002年1月から流通開始とまだ歴史が浅いのですが、取引量は米ドルに次いで世界第2位となっています。

現在ユーロは、ユーロ圏と呼ばれるEU(欧州連合)に加盟する27ヵ国のうち、19ヵ国と、EU加盟国ではない6ヵ国で使用されています。

ユーロの概要

ユーロの特徴というと、米ドルに次ぐ取引量を誇るだけあり、その流動性は非常に高いと言えます。

経済的にも、ユーロ圏全体のGDPはアメリカに次いで世界第2位であり、米ドルと同様に経済大国が発行している通貨となるため、通貨としての信頼性もかなり高いと言えるでしょう。

上記のように多くの国で使用されているユーロならではの特徴もいくつかあります。

ユーロの特徴

ユーロの特徴は、米ドルに比べて値動きの変動が大きいことです。

米ドルに比べて値動きの変動が大きい

多くの国で採用されているため、それぞれの国の様々な理由で変動します。

特にユーロ・米ドルペアは世界最大の取引量を誇る通貨ペアのため、時に激しい値動きをすることがあり、取引がしやすいと人気を集めています。

しかし反対に加盟国の不安の煽りを受けやすいという欠点もあります。

加盟国の不安の煽りを受けやすい

28ヵ国と加盟国の多いEUで使用されるため、そのうちのたった1ヵ国の政治問題や経済不安からEU全体に問題が発展し、ユーロ相場に大きな影響を与えてしまうといったことも珍しくありません。

ギリシャの財政危機からの『ユーロ危機』や2015年に大問題となった『難民危機』、イギリスの『EU離脱』などEU全体と結束が損なわれ、社会全体への不安感が通貨であるユーロへの信頼を損ねることに繋がります。

ユーロ通貨の変動が多い時間帯

ヨーロッパ市場が始まるのは、日本時間の夕方ごろです。

ドイツのフランクフルト市場が16:30ごろ始まってすぐにロンドン市場が始まります。

その後フランクフルト市場は0:30ごろに終了しますが、ドイツやフランス、スイスの市場と比べると、ロンドン市場はかなり規模が大きいため、ユーロの値動きはロンドン市場の動きに引っ張られて活発に値動きしていく傾向にあります。

ヨーロッパの市場は早い時間帯は東京市場と、遅い時間帯はニューヨーク市場と重なっているため、その時間帯は特に値動きしやすくなっています。

ユーロ通貨の変動要因

ユーロは上記で示したように、多くの国で使われています。そのため、影響を受ける指標の数も多くなります。

しかし、ユーロの価値はドイツ・フランス・スペイン・イタリアで決まっているとされています。

ユーロの価値はドイツ・フランス・スペイン・イタリアで決まっている

なぜかというと、EU全体のGDPのうち約80%を上記4ヵ国が占めているためです。

そのため、情報収拾としてはユーロ圏全体の経済指標や政治情勢と上記4ヵ国のうち、特に経済力のあるドイツについて注目すべきと言えるでしょう。

ユーロ圏には、各国に中央銀行があります。それらを統括するのが欧州中央銀行(ECB)です。

EUに加盟していても、ユーロ圏に当てはまらない国々、自国通貨を使用しているスイスやデンマークなどの実際の金融政策は全く別のものになります。

ECBは総裁、副総裁のほか4名の専務理事で執行部が構成されており、そこに各国中銀総裁を加えたメンバーで会合を行います。(ECB理事会)

注目イベント

注目イベントには以下のようなものがあります。

  • ECB政策金利発表(ユーロ圏)
  • ZEW景況感調査指数(ユーロ圏)
  • 四半期GDP(ユーロ圏・ドイツ)
  • 消費者物価指数(ユーロ圏)
  • IFO景況感指数(ドイツ)

ECB政策金利発表(ユーロ圏)

ユーロに関する最重要指標と言えます。

ECB理事会が行う月2回の開催日のうち、1回目の理事会で政策金利が発表されます。

政策金利発表後の総裁会見にも注目です。

ZEW景況感調査指数(ユーロ圏)

ドイツの民間調査会社であるZEW(欧州経済研究センター)が毎月1回発表する景況感についての調査結果を示す経済指標です。

他にドイツやスイスからも発表されています。

四半期GDP(ユーロ圏・ドイツ)

前述したようにドイツ、フランス、スペイン、イタリアの主要4ヵ国だけで約80%、ドイツ30%、フランス20%となっており、ドイツとフランスの経済状況がユーロ圏の四半期GDPに大きな影響を及ぼす要因となっています。

消費者物価指数(ユーロ圏)

消費者物価指数(HICP)は、欧州委員会統計局が毎月発表するユーロ加盟国の小売・サービスの販売価格の調査結果を示す経済指標です。

日本やアメリカなどはCPIと呼ばれています。

IFO景況感指数(ドイツ)

非営利の公的研究機関であるIFO経済研究所が毎月発表します。

旧西ドイツの7000社を対象に現在と今後6ヶ月の先行きをアンケート調査し発表されます。

また、ヨーロッパは数が多いだけに常にどこかの国で選挙をしていることが多いですが、国政選挙はユーロに大きな影響を与えるので、直近の選挙スケジュールは把握しておくと良いでしょう。

まとめ

ユーロ円では、スワップ運用はできませんが、取引量が多いためスキャルピングなどで利益を狙うことができるタイミングが多いため、知っておいて損のない通貨になります。

私もユーロ円の取引をすることがありますので、オススメです!

この機会に是非ユーロ円の特徴を覚えてみてください。